エースコンバット5

ACE COMBAT 5 The Unsung War
キャンペーンモード*1で3時間ほどやってみました。
このシリーズのファンなので贔屓目に見てる部分はありますがやっぱり面白いですな〜。


操作感は前作とほぼ同じなのですんなり入り込めました。
ACE5には「僚機への指示」という新要素が追加されてます。
僚機に対して「攻撃」「分散」「援護」の3種類の指示を出す事ができて、僚機はその指示にそった行動をとります。
前作まで僚機といえば
“どこでなにやってんのか良くわかんないし、たいして役に立たないので気にもしない”
といった印象でしたが、
ACE5の僚機は指示どおりに動いてるなというのがレーダーで手にとるように分かるのです。
特に「攻撃」の指示を出した時は自機がロックオンしてる敵に対して
僚機の攻撃もビシバシ飛んで来るのでその効果が実感できます。
ACE5は僚機を活かすというのが1つのテーマになっているようで
ひとりで殲滅を狙うと残弾数がかなり辛いバランス調整されてます。


さらにACE5では仲間をより意識させるために無線会話が強化されてます。
前作までの無線と言えばすべて英語音声なので雰囲気作りの効果音みたいな存在でしたが、
ACE5では日本語音声*2で飛び交うので戦闘に集中してても内容が耳から入ってきます。
しかも雑談だったり作戦の提案だったり、ミッションごとで実に多彩にしゃべるので
仲間が人間味を帯びた存在に感じられてきます。
無線会話も戦闘中に僚機の存在をプレーヤーに印象付ける大きな要素になってますね。


これまでのエースコンバットシリーズは自分の腕がモノを言うシステムでしたが、
ACE5はこれに僚機と連携してミッションをこなす要素が加わりました。
この変化が吉と出るか凶と出るか、もうすこしやりこんでみないと分からないですが……。


エースコンバットは3作目からミッションにストーリーが添えられるようになり、
ACE5もバックストーリーが用意されてます。
戦争状態に陥る経緯、戦況、上層部の不穏な動き、そして仲間の人間像などがミッションの合間に語られます。
今は中盤に差し掛かったかなというところで、伏線めいた部分が随所に見られていい感じに引き込まれてます。
最後まで見ないと面白いかどうかは判断できませんけどね。
とりあえず全編3DCGでお金かかってるな〜ぐらい(笑


グラフィックは……何も言う事ありません。
AC04では背景のディテールだけじゃなくて空気感とか上手く表現されてました。
ACE5でもその辺は踏襲した上でさらなるリアルを、といった印象です。
とくにミサイルの煙や撃墜機の爆発、逆光の映り込みの実写と見まごうリアルさはため息しか出ませんよ。
海面に特攻した時の水しぶきの上がり方なんか妙にリアルで笑えました。*3


シリーズも5作目を数えてマンネリ化している部分もありますが
それでもシリーズを重ねるごとに驚かされる部分があるのはさすが。
今回も機体を集めたりミッションクリアのランクがあったりとやり込み要素が用意されているので
またしばらく大空を駆け回る日々が続きそうです。

*1:いわゆるシナリオモード。この他に単発ミッションで遊ぶアーケードモードも用意されている

*2:英語音声も用意されてますがデフォルト設定は日本語音声です

*3:何度も海面に突っ込んで遊んでみたりw