第14戦 トルコGP

ライコネンが見事なポールトゥウィン!
スタートに失敗してフィジケラに先行を許したものの
1周目で抜き返してトップに踊り立つと危なげもなく快走し
そのままトップチェッカー!
今はライコネンマクラーレンが最速ですな。
この調子なら残り5戦を優勝で飾る事も難しくないように思えます。


ただね……ただね……。
残りを全勝したところでワールドチャンピオンにはなれなんですよね。
残り5戦で24ポイント差なので、1レース当たり5ポイント多く稼がないといけません。
モントーヤの援護を期待してライコネン1位、アロンソ3位としても
4ポイントしか多く稼げないので足りないんですよ。
アロンソの不幸を祈るかアロンソの前に割ってはいるドライバーに期待するしかありません。
かなり辛いです。


で、ライコネンがチャンピオンになるためのキーマンになるモントーヤですが
残り5周の時点までは余裕の2位走行でした。
しかし周回遅れのモンテイロに追突されてリアをぶっ壊され
走りつづけることは可能だったもののマシンバランスが崩れていたので
難しい8コーナーでオーバーラン
その隙にアロンソに抜かれて3位転落。


変わって2位に上がったアロンソ
ライコネンから4ポイント縮められるはずだったところを
2ポイントに抑える事が出来てチャンピオンシップ争いが優位になりました。


私は今後モンテイロを応援しません。


佐藤琢磨は予選からコースオフに加えて
予選アタック中のドライバを妨害したとして
予選タイム剥奪されて最後尾スタートと踏んだり蹴ったり。
それを受けてピットスタートを選択し1ストップ作戦を敢行。
作戦的には大当たりでしたが入賞には一歩及ばず9位フィニッシュでした。


ただ一つ気になったのはバトンの振る舞い。
ピット直後のバトンの後ろにピット直前の琢磨が迫ってきました。
両者はガソリンによる車重の差が大きいので
琢磨の方がバトンより約1秒速いタイムを刻んでました。
この場合、チームメイト同士なら戦略の違いも分かってるし
ペースの違いも明白なので譲る場面だと思うのですが……。
特にこのケースなら琢磨はピットが控えてるだけに
そこで譲ってもバトンの前でフィニッシュすることが考えにくいのでなおさらです。
しかしバトンは譲らなかったばかりか琢磨がパスするのを阻害までしていたのです。
おかげで琢磨は一番プッシュしなければいけないタイミングで
バトンの遅いタイムに付き合わされる羽目になったわけです。


琢磨は終盤にクリエンを追い上げていましたが結局届きませんでした。
もしバトンが譲っていたら……は、たらればなので語らない事にします。


シュー兄には一言。
「おまえはミラー見なくても相手が避けてくれるとでも思ってるのか?」