ぶらばん! エビ!

「かちーん! エビって言いましたね!」
の海老原みなせ。
発売前から
パンヤのマイキャラ(最新情報に差し替えました)
といった具合に入れ込んでたキャラですw


まずゲームとしての導入は主人公たちは赤城山学園のブラスバンド部でしたが
赤城山学園が廃校になり円山学園に合併されることになります。
ブラスバンド部も円山学園と合併すると思いきや
円山学園の顧問(馬鹿ハゲ親父)に拒否され
部の存続をかけた勝負をすることになりました。
勝負はほぼ1ヵ月後の学内コンクールにてお互いに演奏し
より多くの票を集めたほうが勝ちと言うもの。
勝利を目指した若者たちの血と汁と涙のエロゲです(マテ


オーソドックスなADVタイプ。
主人公以外は男性も含めてフルボイスです。
みなせシナリオを最初から通して約9時間でした。*1
エッチシーンは3回(回想モードを見る限り全キャラ3回用意されているようです)
オート、既読スキップバックログバックログでの音声再生、前の選択肢まで戻るが使えます。
オートは音声再生が終わった後にウェイトがあるのが不満。
声で聞いてるので待つ必要は無いんですけどね。


で、エビ……じゃなくてみなせ。
とにかく元気。
そして遠慮なし。
一言で言えばトラブルメーカー。
赤城山学園ブラスバンド部へ来たのも自爆みたいなものですし。
ただ、プライベートなところで問題を抱えてます。トラウマも。
エビ……もといみなせシナリオでは、このプライベートな問題に焦点を当てて展開していきます。
みなせシナリオについては泣かせありのコメディーでした。
あまりブラスバンド部は関係なかったような……。


でもコンクールでの演奏の演出は
実にありがちな見せ方ではありますが
じーんと来てしまいましたね。
課題曲も結構いい曲ですし。


お約束の野郎サブキャラである健太郎がいい味だしてます。
いじられキャラなのにそれほど馬鹿じゃなくていじられたときのリアクションが良い。
こういうタイプのキャラ好きだなぁ。……変な意味じゃなくて。
某ハチは馬鹿すぎてねぇ……(ヒド


主人公は音楽に関しては相当な知識を持っていて
ブラスバンド部の部長という設定も納得できます。
リーダーシップはちょっと足りない気がしますが。
あと、けっこう首を突っ込みたがるタイプ。
このほうが物語を進めるのに使いやすいんでしょうけどね。
へたれではないので反感を覚えることは無かったです。


ネタバレ感想

不純異性交遊の疑惑にかけられている最中に
疑惑を真実に変えてしまうとは……なんてやつらだ。
しかも、学校の保健室でもやりますか。

これで退学になったら救いようが無いなw

と、エロゲに文句言っても仕方ないか。

エビと呼ばれることを拒絶する理由についてはよく分からなかったですね。
母親が亡くなる→父親が再婚→父親が亡くなる→義理の母親が再婚
という過程で両親と血がつながらない境遇になっているので
すくなくとも一回は姓が変わっているわけです。
たしか父親が亡くなったのが8歳の誕生日だったと思うので
海老原の姓になったのは8歳以降のはずです。
「小さいころからおちょくられ続けてきた」はちょっと考えにくいような。
名前で呼ばれることにこだわりを見せたのは海老原の姓に馴染めない、
もしくは元の姓、ひいては実の両親へ想いがあるので海老原で呼ばれるのは抵抗がある
というのは理解できるところですが
海老原家の両親を拒絶しているわけではないので
“エビ”に対する怒りにも近い拒絶は理解しがたいところでした。
単に嫌だっただけかもしれませんけど……。
もしくはキャラ設定上の単なる味付け?

エビといっておちょくるのが楽しいキャラなんですけどね。

*1:ボイスフル再生なので進行が遅いです