第11戦 イギリスGP

待ちに待ったマクラーレン復活!
フェラーリにはあと一歩及びませんでしたが
前半戦の不調っぷりを吹っ飛ばすかのような快走を見せてくれました。
今年の選手権を争うにはちょっと手遅れっぽいですけどね……。
ただ、速いマクラーレンが見れるのはファンとしてうれしいですから後半戦の活躍に期待です。
復活劇の大きな要因は新車の投入なのですが、この新車は特にコーナーが速そうです。
あの複雑怪奇な造形のウィングも、新車でようやく真価が発揮されたのでしょうか。
しかし、ストレートは伸び悩んでるように見えました。
セッティングの方向性の問題だったのか、それともエンジンパワーが足りないのか…
ちょっと心配なところ。


佐藤琢磨、奮いませんでしたね。
オープニングラップでモントーヤを抜き去ったところまでは良かったんですが、
コーナーで膨らんだ隙にモントーヤに抜き返されてしまい、
その後もペースが上がらず大苦戦。
完走は出来たものの、11位と辛い結果に終わりました。
本人コメントではマシンバランスに苦しんでいたとのこと。
唯一の収穫はエンジンが壊れなかったことぐらいでした。


フェラーリのやり方。
やってることは違反じゃないし間違ってもいない。
でも、いちいち癇に障ることばかりやってくれます。
今回のイギリスGPでは2回目の予選で途中から雨が降るかもしれないという予報が出ていたので
1回目の予選結果を故意に悪くする*1ために
 シューマッハ:わざとスピン
 バリチェロ:わざとコーナで膨らんでコースアウト
他のチームも1回目の予選はわざとスロー走行してましたが、
フェラーリはやり方があざといんですよ。
しかも、何でそんなことしたかと問われたフェラーリの監督は
「他のチームに感付かれないようにするため」と弁明。姑息です。
あとブリヂストンの浜島はTVに出さないでください。むかつくから。


トゥルーリの事故。
最初に事故車が映し出された時にあまりの大破っぷりに驚きましたが
リプレイでクラッシュシーンを見て驚愕しました。
コーナー入り口で挙動を乱して*2そのままタイヤバリアに激突。
タイヤバリアに弾かれ横滑りする形で芝からからサンドトラップ*3に突っ込んだところで
タイヤが砂に引っかかりキリモミ状に2回横転してようやく停止。
一歩間違えば首の骨を折りかねない状況だっただけに
ドライバーが怪我することなく無事だったことが何よりの救いです。

*1:1回目のタイムが遅かった順に2回目の予選を走るので、2回目の予選で雨が降る前に出走しようとするもくろみ

*2:トゥルーリはサスペンションが壊れたのかもしれないとコメントしてました

*3:コースアウトした車が減速するために砂が敷き詰められたエリア