第16戦 中国GP

予選から雨を味方につけたルノーフロントローを独占。
決勝も直前に降った雨の影響でウェットコンディション。
レース前の流れはルノーにありました。
レースがスタートしてもアロンソルノーの速さは変わらず
1回目のピットストップの頃にはシュー兄に対して30秒近いギャップを築いていました。


一方シュー兄はウェットコンディションに苦しむも
レースが進んでドライコンディションに変わっていくに従って
ペースを取り戻し1回目のピットストップ時にはアロンソライコネンフィジケラに続く3位。
ただアロンソとのギャップはかなり大きかったので
シュー兄は良くても2位だろうと思ってました。


1回目のピットストップ。
アロンソ:フロントタイヤのみ交換
シュー兄:タイヤ交換なし
これが運命の分かれ道。


第2スティントでアロンソはフロントのみ交換したためバランスが取れなくなったのか
みるみるペースを落としてついにはフィジケラ、シュー兄に抜かれて3位まで転落。
このため2回目のピットストップを予定より早めてドライタイヤにスイッチする作戦に出ますが
ここでもリアタイヤの交換に手間取って20秒以上のストップを強いられ
前方との差は更に開きました。


シュー兄はフィジケラの後ろ2番手のまま
2回目のピットストップへ向かいドライタイヤにスイッチ。
フィジケラもその翌周にピットインしてドライタイヤにスイッチ。
フィジケラはトップでピットアウトしたものの
温まっていないタイヤのせいで挙動を乱し
その隙にシュー兄がオーバーテイクしてトップに立ちました。


第3スティントはタイヤ交換してペースを戻したアロンソ
ファステスト連発の猛追を開始。
フィジケラを抜いて2位まで取り戻すも
シュー兄に追いつくには周回数が足りずそのままフィニッシュ。


これでポイント上はシュー兄とアロンソが116ポイントで同点。
勝利回数ではシュー兄が1回多くやや有利という状況で残り2戦。
チャンピオン争いはますます白熱してまいりました。
イタリアでの不可解なジャッジでわだかまりがなければなぁ……。


ライコネンマクラーレンはというと
序盤好調でフィジケラをかわして2位まで上がるも
18周目にマシントラブルでリタイヤ。
数週間前の私ならフィジケラを抜いたところで歓声をあげ
リタイヤしたところで絶叫していたところですが
今回は淡々と見ている自分に気が付きました。
来年フェラーリに行くことが決まって思った以上に冷めたみたいです。
ライコネンは好きなドライバーだったのになぁ……。