MDR-EX90

http://www.sony.jp/products/headphone/mdr-ex90sl/index.html
実は2ヶ月ほど前に買ってます。
そろそろエージングも十分な頃かなということで軽くレビューなど。


●装着感
装着感こそがこのイヤホンの一番すばらしいところです。
インナーイヤー型にカナル型をくっつけたような形状ですが、これがぴたりと耳にはまるんです。
「インナーイヤー型って指で前のほうに押し付けると良い音になりますよね」
カナル型ってグリグリ動かすと絶好に音が良くなる角度とかありますよね」
MDR-EX90てば何気なく装着しただけで、この両方のおいしい状態を作り上げてしまうのですよ。
インナーイヤー部とカナル部の両方で支えるので、
ズレたり外れたりしにくい安定感と
耳への負担も少なく疲れにくいのもポイントです。


●音
特筆すべきは音場の広さ。
イヤホンにありがちな、頭の中で鳴っている感覚はかなり少ないです。
音の定位もしっかりと感じ取れます。
それだけにレコーディングの優劣がはっきりと現れますね。
音の傾向は低音よりの中音重視というバランスです。
ディストーションギターやアコースティックギターの音が良く映えます。


●その他
遮音性はカナル型にしてはかなり低いです。
タッチノイズは少なめ。


●総評
これはATH-CM7TIを超えて私的ベストイヤホンに躍り出ましたね。
高音の伸びについてはATH-CM7TIに譲りますが
それ以外の部分は全てMDR-EX90が満足度が高いです。
約1万円とお高めですが、音にこだわりがある方にはお勧めしたい一品です。
懸念があるとすれば独特の装着感に好き嫌いがあるかな、というところでしょうか。